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西側
読み方 | 割合 |
にしがは | 50.0% |
にしがわ | 50.0% |
その
大正十二年の
噴火に
於ては、
山の
東側と
西側とに
東西に
走る
二條の
裂目を
生じ、
各線上五六の
點から
鎔岩を
流出した。この
状態はエトナ
式と
稱すべきである。
「
寒い
所爲なんでせう」と
答へて、すぐ
西側に
付いてゐる
一間の
戸棚を
明けた。
下には
古い
創だらけの
箪笥があつて、
上には
支那鞄と
柳行李が
二つ
三つ
載つてゐた。
思いきや、時にあなたなる
西側の
鯨幕をしぼって、すらりと
姿をあらわした
壮漢の手には、
遠目にもチカッと光る
真槍が持たれていた。
主人はこれとこれとと、つぎつぎ
数えてつごう十
余頭が
乳のでるのだ。それからこの
西側から三つめの黒白まだらが足をあげるから、
飼い
葉をやっておいて、しぼらねばいかぬとつげる。