“西側”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
にしがは50.0%
にしがわ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その大正十二年(たいしようじゆうにねん)の噴火(ふんか)に於(おい)ては、山(やま)の東側(ひがしがは)と西側(にしがは)とに東西(とうざい)に走(はし)る二條(にじよう)の裂目(さけめ)を生(しよう)じ、各線上(かくせんじよう)五六(ごろく)の點(てん)から鎔岩(ようがん)を流出(りゆうしゆつ)した。この状態(じようたい)はエトナ式(しき)と稱(しよう)すべきである。
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
「寒(さむ)い所爲(せゐ)なんでせう」と答(こた)へて、すぐ西側(にしがは)に付(つ)いてゐる一間(いつけん)の戸棚(とだな)を明(あ)けた。下(した)には古(ふる)い創(きず)だらけの箪笥(たんす)があつて、上(うへ)には支那鞄(しなかばん)と柳行李(やなぎごり)が二(ふた)つ三(み)つ載(の)つてゐた。
門 (旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
思いきや、時にあなたなる西側(にしがわ)の鯨幕(くじらまく)をしぼって、すらりと姿(すがた)をあらわした壮漢(そうかん)の手には、遠目(とおめ)にもチカッと光る真槍(しんそう)が持たれていた。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
主人はこれとこれとと、つぎつぎ数(かぞ)えてつごう十余頭(よとう)が乳(ちち)のでるのだ。それからこの西側(にしがわ)から三つめの黒白まだらが足をあげるから、飼(か)い葉(ば)をやっておいて、しぼらねばいかぬとつげる。
箸 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)