“皮鯨”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かわくじら50.0%
ひげい50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いつの間にか電話をかけたとみえて、昨夜酒のあとで、辰之助が言いだした夏の季節の鯨餅くじらもちという菓子が取り寄せられて、道太の前へ現われた。寒晒かんざらしの粉のつぶつぶした、皮鯨かわくじらに似た菓子である。
挿話 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
皮鯨ひげい鯨肉げいにくの皮に接した脂肪の部分)は夏季非常に美味うまいけれども、冬は一向に食う気がしない。要するにこれらは、人間の生理と深い関係があるといえよう。
鰻の話 (新字新仮名) / 北大路魯山人(著)