“膳立”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぜんだて50.0%
ぜんだ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして皆の膳立ぜんだてをすっかり整えてから自分だけ先に食事を済まし、みんなのまだ寝ているうちに学校に行っておひるすぎに帰って来る。
又市は疵口の膏薬を貼替えまして、白布で巻いては居りますが、疵も大方いえたから酒好さけずきと云う事を知り、膳立ぜんだてをして種々の肴をこしらえまして
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
……とはいえ、わたしがしきりに気をもんで、いろんな計画を立てているうちに、運命はちゃんとお膳立ぜんだてをしてくれたのである。
はつ恋 (新字新仮名) / イワン・ツルゲーネフ(著)
喜久井町きくいちょうにかえると、老母ばあさんは、膳立ぜんだてをして六畳の机の前に運んで来た。私はそれを食べながら、かねの工面をして、出かけようとすると
うつり香 (新字新仮名) / 近松秋江(著)