“ぜんだて”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
膳立95.0%
饌立5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この計画を実行するにはまとまった金が必要でしたが、それは国もとへそう云ってやり、すっかりお膳立ぜんだてが整うまではナオミに知らせない決心を以て
痴人の愛 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
新しい能代のしろ膳立ぜんだてをして、ちゃんと待っていた、さしみに、茶碗、煮肴にざかなに、酢のもの、——愛吉は、ぐぐぐと咽喉を鳴らしたが、はてな、この辺で。
式部小路 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
ある時村の小学校の運動会で饌立ぜんだて競走きょうそうで一着になり、名を呼ばれて褒美ほうびを貰ったあとで、饌立の法が違って居ると女教員から苦情が出て、あらためて呼び出され、褒美を取り戻された。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)