“膳所”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぜぜ90.3%
ぜゞ6.5%
ぜんしょ3.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と、彼は木連格子にりかかりながら、膳所ぜぜの色街でさんざいわれた——佐々木小次郎の忠言を今、心のうちで呼び返していた。
宮本武蔵:06 空の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
義仲寺にうつして葬礼義信をつくし京大坂大津膳所ぜゞ連衆れんじゆう被官ひくわん従者ずさまでも此翁のなさけしたへるにこそまねかざるに馳来はせきたる者三百余人なり。
日がくれると、膳所ぜんしょさむらいが、おびただしい料理や美酒をはこんできて、うやうやしくふたりにすすめた。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)