“おとも”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:オトモ
語句割合
御伴43.2%
御供18.9%
小友8.1%
徒者5.4%
随伴5.4%
供奉2.7%
従僕2.7%
従者2.7%
御從者2.7%
御随伴2.7%
御随行2.7%
随行2.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ついでに着せもしてやらうと青山の兄から牡丹餅ぼたもちの様にうま文言もんごん、偖こそむねで下し、招待券の御伴おともして、逗子より新橋へは来りしなりけり。
燕尾服着初めの記 (新字旧仮名) / 徳冨蘆花(著)
れいの通りおく一間ひとまにて先生及び夫人と鼎坐ていざし、寒暄かんけん挨拶あいさつおわりて先生先ず口を開き、このあいだ、十六歳の時咸臨丸かんりんまるにて御供おともしたる人きたりて夕方まではなしましたと、夫人にむかわれ
すなわち偶然に討死をしなかった勇士の子孫である。人首の嶺の北はこみちに富んだ小友おともの山地である。天下がもし乱れたとすればいたずらに麓の館に立て籠ることは地形が許さなかった。
雪国の春 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
亀の徒者おとも其図そのづいだす、是も今は名家の形見かたみとなりぬ。
毛唐けとうの重役の随伴おともをしてブライトスター石油社オイルの超速自働艇モーターていに乗ると羽田沖で筋斗とんぼ返りを打たせるといった調子で、どこへ行っても泣きの涙の三りんぼう扱いにされているうちに
難船小僧 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
それでも、この節ぢやあ、好い塩梅に、少しは造り酒屋も出来たにやあ出来ただが。むかし、わしが女帝陛下の供奉おともをしてペレヤスラーヴリ街道を
髭のある鼠は、その威儀のある髭で、大きな御者に丁度よかつた。如露の蔭に眠つてゐた六匹のとかげは、青く着かざつた従僕おともになつた。その従僕はすぐに馬車の後に飛び乗つた。
本当の話は人喰鬼が新しい血を嗅ぎ出す話や、妖精おばけがとうなすを馬車にしたり蜥蜴とかげ従者おともに化けさせたりする話よりは、もつと本当に面白い筈だ。
その名を聞きましたけれども答えません。また御從者おともの神たちにお尋ねになつたけれども皆知りませんでした。
何所どこへまいるにもいつもみこと御随伴おともをした橘姫たちばなひめがそうもうされることでございますから、よもやこれに間違まちがいはあるまいとぞんじます。
御随行おとも人数にんずおよそ五六十にん、いずれもみこと直属ちょくぞく屈強くっきょう武人つわものばかりでございました。
街路わうらいの人が、若い者は勿論爺さん媼さんまでが顧盻ふりかへつて見る。随行おともの俺までが鼻が高いんだ。
犬物語 (新字旧仮名) / 内田魯庵(著)