“おとも”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:オトモ
語句割合
御伴47.1%
御供17.6%
小友8.8%
随伴5.9%
供奉2.9%
従僕2.9%
従者2.9%
御從者2.9%
御随伴2.9%
御随行2.9%
(他:1)3.2%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
宮津辺では、日天様にってんさま御伴おともと称して、以前は同様の行事があったが、其は、彼岸の中日にすることになっていた。
山越しの阿弥陀像の画因 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
髪結はおやおや私も御伴おともをしたいもんだなどと、だいぶ冗談交じょうだんまじりの御世辞を使った末、どうぞごゆっくりと帰って行った。
永日小品 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
永禄えいろく三年五月二十日今川殿陣亡じんぼう遊ばされそろ時、景通かげみち御供おともいたし候。
興津弥五右衛門の遺書 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
巻紙を買う御供おともまでして彼を自分のへやへ連れ込んだのはこれがためである。
彼岸過迄 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
陸中国遠野郷(いまの上閉伊郡)小友おとも村に、長者がありまして、その家に一人の下男がおりました。
東奥異聞 (新字新仮名) / 佐々木喜善(著)
人首の嶺の北はこみちに富んだ小友おともの山地である。
雪国の春 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
その後二三日は、新太郎の案内で、忠太の東京見物に費された。お八重お定の二人も、もう仲々来られぬだらうから、よく見て行けと言ふので、毎日其随伴おともをした。
天鵞絨 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
毛唐けとうの重役の随伴おともをしてブライトスター石油社オイルの超速自働艇モーターていに乗ると羽田沖で筋斗とんぼ返りを打たせるといった調子で、どこへ行っても泣きの涙の三りんぼう扱いにされているうちに、運よく神戸でエムプレス・チャイナ号のAクラス・ボーイに紛れ込んで知らん顔をして上海まで来た。
難船小僧 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
「それでも、この節ぢやあ、好い塩梅に、少しは造り酒屋も出来たにやあ出来ただが。むかし、わしが女帝陛下の供奉おともをしてペレヤスラーヴリ街道を通つた時分にやあ、あの、死んだベスボローディコがまだ……」
如露の蔭に眠つてゐた六匹のとかげは、青く着かざつた従僕おともになつた。
本当の話は人喰鬼が新しい血を嗅ぎ出す話や、妖精おばけがとうなすを馬車にしたり蜥蜴とかげ従者おともに化けさせたりする話よりは、もつと本当に面白い筈だ。それとも外にもつといゝ話があるかい? 本当の話と、取るにも足りない作り話とをくらべて御覧。本当の話はみんな神様の仕事で、作り話は人間の夢なのだよ。
また御從者おともの神たちにお尋ねになつたけれども皆知りませんでした。
何所どこへまいるにもいつもみこと御随伴おともをした橘姫たちばなひめがそうもうされることでございますから、よもやこれに間違まちがいはあるまいとぞんじます。
御随行おとも人数にんずおよそ五六十にん、いずれもみこと直属ちょくぞく屈強くっきょう武人つわものばかりでございました。
随行おともの俺までが鼻が高いんだ。
犬物語 (新字旧仮名) / 内田魯庵(著)