“毛唐”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
けとう97.3%
フオレナー2.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「向うは向う。こっちはこっちだ。なにも真似をするこたあねえ。第一おらあ毛唐けとうのものはきれえだ。おれの仕事は日本流で行くんだ」
銀河まつり (新字新仮名) / 吉川英治(著)
しかし、毛唐けとうは毛唐に違いない。あんな奴が、どうして一人だけこんなところへ流れ込んだのだろうという疑問は、誰の胸にも浮ぶ。
大菩薩峠:25 みちりやの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
君以来毛唐フオレナーの知人を知らない私は、まことに汗顔の至りだが、「山崎」を訪れると第一に君を連想するのだ。「山崎」も私から、時々君の噂を聞きたがる。
素書 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)