“けとう”の漢字の書き方と例文
語句割合
毛唐100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「ハルビンで毛唐けとうの女の裸踊りを見てきた。すっ裸になって踊るんだ。あすこの毛がもやもやっと金色に光ってやがる。すごいね」
いやな感じ (新字新仮名) / 高見順(著)
「おれだってどなりたくはないさ、だが……ああ女がでた、あれはなんとかいう女なんだね、どうだ、毛唐けとうつらはみんなさるに似ているね」
ああ玉杯に花うけて (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
湖面暗くして波浪上らず、雨脚うきゃく矢のごとく湖上を打つ。毛唐けとうの乗ったボートは橋に引掛かり、対山のみどりは雨雲に包まれて、更に一鳥の飛ぶを見ず。