“いたづらもの”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
悪戯者43.8%
惡戯者31.3%
惡戲者12.5%
徒者6.3%
淫奔者6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あの挿話エピソードは誰に聞かしたつて腹をかかえるだろう、この悪戯者いたづらものはその翌日看守長から鹿爪らしく呼び出された、それはかうだ。
桐の花 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
「お役人樣、——相生あひおひ町の佐奈屋のお孃さんが、こんなひどい目に逢ひました、どうぞ惡戯者いたづらものをつかまへて下さい」
惡戲者いたづらものの二十日鼠にうちわななく。
思ひ出:抒情小曲集 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
其の太刀帯びて一三七大宮おほみやの祭をるやらん。一三八いかに物に狂ふぞ、といふ声の高きに、父聞きつけて、一三九徒者いたづらものが何事をか仕出しいでつる。
その淫奔者いたづらもののお葉が、腹立ちまぎれに飛び出す。と、ツイ眼と鼻の間の——谷中三崎町に巣を構へ、相變らず佐野松と逢引をしてゐる。