“挿話”のいろいろな読み方と例文
旧字:插話
読み方割合
そうわ63.6%
エピソード31.8%
ひきごと4.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
為に——長久手の醜態しゅうたいは、かれとしても、後々まで、身に沁みぬいたこととみえ、ずっと、後年の話にはなるが、こんな挿話そうわまで残っている。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
あの挿話エピソードは誰に聞かしたつて腹をかかえるだろう、この悪戯者いたづらものはその翌日看守長から鹿爪らしく呼び出された、それはかうだ。
桐の花 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
但しこのとき鉄砲を携えた相助のくだりの挿話ひきごとで昔は旅人脅しに鉄砲と見せかけて夜半は「芋茎ずいきへ火縄を巻き付ける」ものあったと圓朝自身で、こうした事実談を説いているのはおもしろい。