“醜態”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しゅうたい51.2%
ざま31.7%
しうたい7.3%
ぶざま7.3%
しゆうたい2.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼は、掘りだされた醜態しゅうたいの地下戦車の中から瓦斯ガスにふかれたまっくろな顔を外へ出したとき、その両眼は、無念の涙で一ぱいだった。
未来の地下戦車長 (新字新仮名) / 海野十三(著)
巫山戯ふざけた真似をしやあがる。俺が渡さねえようにして置いたのに、船を取りに綱渡りで来やあがるなんて畜生、醜態ざまあ見やあがれ」
死剣と生縄 (新字新仮名) / 江見水蔭(著)
『ひ、ひ、卑怯者ひけふもの!。』とわたくし躍起やつきになつた、此處こゝには春枝夫人はるえふじんごと殊勝けなげなる女性によせうもあるに、かれ船長せんちやう醜態しうたい何事なにごとぞとおもふと、もうだまつてはられぬ、もとより無益むえきわざではあるが
玉菊のお吉でござんすなどと、大口を叩くお前だが、やっぱり女十八番の、喚いて泣いて胸倉を取って、こづき廻して引っ掻いて……という醜態ぶざまをさらすそうな。
血煙天明陣 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
さてまた、弦月丸げんげつまる沈沒ちんぼつ間際まぎわに、船長せんちやうをはじめ船員せんゐん一同いちどう醜態しゆうたいは、ひとおどろいからざるなく、短氣たんき武村兵曹たけむらへいそうひからして