“醜女”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
しこめ60.6%
ぶおんな12.1%
すべた6.1%
みたくなし6.1%
しうぢよ3.0%
しゅうじょ3.0%
ぶをんな3.0%
みにくいおんな3.0%
オッペシャン3.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“醜女”を含む作品のジャンル比率
文学 > ドイツ文学 > 戯曲25.0%
歴史 > 伝記 > 日本4.2%
文学 > 英米文学 > 小説 物語1.7%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
美女は美女なりに、醜女しこめは醜女なりに、いかにも女性の心の弱さ、お洒落しゃれさ、見栄坊みえぼうであることを象徴して好い。
女性の不平とよろこび (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
喜太郎はませた利口な少年で、お早は鈍重どんちようで人の良い醜女しこめといふ外には言ふべきこともありません。
それが、娘で、角力取りのような大女のうえに、すこぶるつきの醜女ぶおんなと来ている。
花と龍 (新字新仮名) / 火野葦平(著)
まったく、醜女ぶおんなで、白痴で、大女のヤスが、らんらんと眼を光らせて、挑んで来る姿を想像すると、金五郎は、慄然として、頽廃的な気持にならずには居られなかった。黒石家は、黒縄地獄である。
花と龍 (新字新仮名) / 火野葦平(著)
お引請になるのは、何も神様の手並がまづくて、醜女すべたの方が丁度手頃なからでは更々ない。
醜女すべた情人いろを探しはしめえし、もう出来たよで断られちゃ、間尺に合うもんじゃねえ。
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
幸ひ其處へ醜女みたくなしの芳ちやんが、新聞を持つて入つて來たので、知つてる癖に『モウ何時だい』と聞くと、
菊池君 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
幸ひ其処へ醜女みたくなしの芳ちやんが、新聞を持つて入つて来たので、知つてる癖に『モウ何時だい』と聞くと、
菊池君 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
おもふに、ゑがける美人びじんは、ける醜女しうぢよよりもなり
唐模様 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
醜女しゅうじょのあしょうを引きあてた。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
亭主があつたのでも無ければ、主婦おかみつて頼んだのでもなく、矢張普通の女中で、額の狹い、小さい目と小さい鼻をかくして了ふ程頬骨の突出た、土臼の樣な尻の、先づ珍しい許りの醜女ぶをんな肥滿人ふとつちよであつた。
菊池君 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
下女げじょれていた醜女みにくいおんなばかりをともなうてたので
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
それが面白いのだ。この家の女中はズット以前……この家が建った当時から二人きりにまっている。こう見えてもこの家は案外広くないのだ。部屋らしい部屋はタッタ四しかない上に、万事がステキに便利に出来ているからね……ところで一番古く、建った当時から居るのが今云うた松井ヨネ子という二十六になる逞ましい肉体美の醜女オッペシャンだ。
二重心臓 (新字新仮名) / 夢野久作(著)