どちらかといえば醜女で、与次郎は、こんな仕事をしている者にはもったいないような好い男、町内の娘っ子が大騒ぎをしているばかりでなく
それが、娘で、角力取りのような大女のうえに、すこぶるつきの醜女と来ている。どうしても、婿養子をしなくてはならぬけれども、来手がない。
さっそく高之進さまがやって来て、もらってくれという、上役のお嬢さまだが、いい男がなにもすき好んで醜女といっしょになるがところはねえんですからね。友次郎だんなはいやだという。
まったく、醜女で、白痴で、大女のヤスが、らんらんと眼を光らせて、挑んで来る姿を想像すると、金五郎は、慄然として、頽廃的な気持にならずには居られなかった。黒石家は、黒縄地獄である。
“醜女(不細工)”の解説
不細工(ぶさいく)とは、外見や人相が醜い様や劣る様を指す。元は細工(工芸品)の出来が悪いことをいった。転じて、物事一般に体裁が悪いこと、醜いこと、好ましくないことを指す。それに付け加え悪口にも含まれる。そしてその人物の内面を指して使うこともある。人物に対して呼称する場合は女性の場合は不美人(ふびじん)・醜女(ぶおんな・しこめ)やブス、男性の場合は醜男(ぶおとこ・しこお)と言う。
(出典:Wikipedia)
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“醜女”で始まる語句