“ぶおんな”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
醜女80.0%
醜婦20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一対いっつい内裏雛だいりびなのような……と言い出すものがあると、いやそうでない、ああいう殿様に限って、奥方が醜女ぶおんな嫉妬やきもちが深くて、そのくせ、殿様の方で頭が上らなくて
大菩薩峠:14 お銀様の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
さっそく高之進さまがやって来て、もらってくれという、上役のお嬢さまだが、いい男がなにもすき好んで醜女ぶおんなといっしょになるがところはねえんですからね。友次郎だんなはいやだという。
右門捕物帖:30 闇男 (新字新仮名) / 佐々木味津三(著)
「あれがそれ、駒井能登守様の奥方よ。どうだ、おれの言った通り素敵すてきなものではないか、醜婦ぶおんな嫉妬やきもちが深くて、うっかり女中にも手出しができないと言ったのは誰だ、ここへ出て来い」
大菩薩峠:14 お銀様の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)