“しゅうふ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
醜婦85.7%
衆婦14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ごくのおばあさんとかごくの醜婦しゅうふでなければ後家で居る者はまれである。もう少し売れ口のあるような女なれば必ず良人おっとを持つ。チベットでは四十あるいは五十位までは嫁入をするです。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
令嬢の名前は常子つねこである。これも生憎あいにく恋愛結婚ではない。ある親戚の老人夫婦に仲人なこうどを頼んだ媒妁ばいしゃく結婚である。常子は美人と言うほどではない。もっともまた醜婦しゅうふと言うほどでもない。
馬の脚 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
一夫衆婦しゅうふに接し、一婦衆男しゅうだんに交わるも、木石ぼくせきならざる人情の要用にして、臨時非常の便利なるべしといえども、これは人生に苦楽相伴うの情態を知らずして、快楽の一方に着眼し
日本男子論 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)