“木石”の読み方と例文
読み方割合
ぼくせき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
即ち木石ぼくせきならざる人生の難業ともいうべきものにして、既にこの業をおさめて顧みて凡俗世界を見れば、腐敗の空気充満して醜に堪えず。
日本男子論 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
縁のそとは箒目ほうきめをみせたお庭土、ずウッと眼路めじはるかにお芝生がつづいて、木石ぼくせきの配合面白く、秋ながら、外光にはまだ残暑をしのばせる激しいものがある。
魔像:新版大岡政談 (新字新仮名) / 林不忘(著)
しかしながら、博士も木石ぼくせきではない。一週間も二週間もこんなところに籠城ろうじょうしているのにきてきた。