“ぼくせき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
木石64.7%
墨蹟23.5%
墨跡11.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
縁のそとは箒目ほうきめをみせたお庭土、ずウッと眼路めじはるかにお芝生がつづいて、木石ぼくせきの配合面白く、秋ながら、外光にはまだ残暑をしのばせる激しいものがある。
魔像:新版大岡政談 (新字新仮名) / 林不忘(著)
彼の遺作として、今日、伝えられている物には、何といっても、二天印の水墨画がその大部分をなしているが、ほかにも幾点かの墨蹟ぼくせき。また彫刻。
随筆 宮本武蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
愚堂の墨跡ぼくせき尺牘せきとく、反古の文字までが数多残されているということであり、わけてG氏は、自身大愚と愚堂の遺作も蒐集され、寺祖の研究に、その方面からも長年心を傾けて来た人なのである。
随筆 宮本武蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)