トップ
>
墨蹟
ふりがな文庫
“墨蹟”の読み方と例文
読み方
割合
ぼくせき
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ぼくせき
(逆引き)
他の国の宮廷にもないと思われる
華奢
(
かしゃ
)
を尽くした姫君の他の調度品よりも、この
墨蹟
(
ぼくせき
)
の箱を若い人たちはうかがいたく思った。
源氏物語:32 梅が枝
(新字新仮名)
/
紫式部
(著)
彼の遺作として、今日、伝えられている物には、何といっても、二天印の水墨画がその大部分をなしているが、ほかにも幾点かの
墨蹟
(
ぼくせき
)
。また彫刻。
随筆 宮本武蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
空海
(
くうかい
)
、
道風
(
どうふう
)
、
佐理
(
さり
)
、
行成
(
こうぜい
)
——私は彼等のいる所に、いつも人知れず行っていました。彼等が手本にしていたのは、皆支那人の
墨蹟
(
ぼくせき
)
です。しかし彼等の
筆先
(
ふでさき
)
からは、次第に新しい美が生れました。
神神の微笑
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
墨蹟(ぼくせき)の例文をもっと
(4作品)
見る
“墨蹟”の意味
《名詞》
墨蹟(ぼくせき ;「墨跡」に「同音の漢字による書きかえ」がなされる)
紙などに肉筆により墨書された筆跡。
(出典:Wiktionary)
墨
常用漢字
中学
部首:⼟
14画
蹟
漢検準1級
部首:⾜
18画
“墨”で始まる語句
墨
墨汁
墨染
墨痕
墨色
墨付
墨西哥
墨絵
墨堤
墨屋敷
検索の候補
古墨蹟
“墨蹟”のふりがなが多い著者
紫式部
吉川英治
芥川竜之介