“しこめ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:シコメ
語句割合
醜女95.8%
醜婦4.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
多分、浮気者の源吉が、ほんの出来心で、たった一度ふざけたのだろうが、醜女しこめのお越にとっては、命がけの事だった。
浪江は「おこぜ」という綽名あだなのある醜女しこめで、年は二十六歳、色の黒い肩の怒った、肉太の大きな女である。
蕗問答 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
いっそ手短かに命取ってやろうか! ……それより汝の愛嬌顔、つぶして醜婦しこめにしてやろうわ! ……如意にょいくらえ!
あさひの鎧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)