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『蕗問答』
ふりがな文庫
『
蕗問答
(
ふきもんどう
)
』
寒森新九郎は秋田藩士である。 食禄は八百石あまりだが佐竹では由緒のある家柄で、代々年寄役として重きをなしていた。年寄役とは顧問官のようなもので、閑職ではあるが重臣だけが選ばれる顕要な地位である。彼は二十五歳で父亡き跡を襲い、以来五年のあいだ …
著者
山本周五郎
初出
「冨士」大日本雄辯會講談社、1940(昭和15)年7月号
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約14分(500文字/分)
朗読目安時間
約24分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
選
(
すぐ
)
確
(
しっか
)
羞
(
はずか
)
早馬
(
はや
)
雪
(
そそ
)
真
(
まこと
)
披
(
ひろ
)
剥
(
む
)
心遣
(
こころや
)
如
(
し
)
訊
(
たず
)
辱
(
はずかし
)
膝
(
ひざ
)
覗
(
のぞ
)
能代
(
のしろ
)
綽名
(
あだな
)
綺麗
(
きれい
)
籔
(
やぶ
)
立退
(
たちの
)
硯
(
すずり
)
焚
(
た
)
浪江
(
なみえ
)
茹
(
ゆ
)
薩摩
(
さつま
)
蝦夷
(
えぞ
)
捻出
(
ねんしゅつ
)
諫言
(
かんげん
)
赭
(
あか
)
迂濶
(
うかつ
)
逼迫
(
ひっぱく
)
遑
(
いとま
)
遙々
(
はるばる
)
遣
(
や
)
醜女
(
しこめ
)
鍬
(
くわ
)
領首
(
えりくび
)
頷
(
うなず
)
顎
(
あご
)
勿論
(
もちろん
)
大釜
(
おおがま
)
国許
(
くにもと
)
国産
(
くにさん
)
嘲笑
(
ちょうしょう
)
呟
(
つぶや
)
吃驚
(
びっくり
)
可笑
(
おか
)
参覲
(
さんきん
)
如何
(
いか
)
傾
(
かし
)
伴
(
つ
)
仮盃
(
かりさかずき
)
仕
(
つかまつ
)
仔細
(
しさい
)
些細
(
ささい
)
不埓
(
ふらち
)
暗誦
(
あんしょう
)
姿容
(
すがたかたち
)
娶
(
めと
)
安堵
(
あんど
)
尤
(
もっと
)
巨
(
おお
)
怜悧
(
れいり
)
思着
(
おもいつき
)
怪
(
け
)
悪戯
(
いたずら
)
愛嬌
(
あいきょう
)
我儘
(
わがまま
)
扶持
(
ふち
)
拵
(
こしら
)
一日
(
あるひ
)
掟
(
おきて
)