“浪江”の読み方と例文
読み方割合
なみえ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
浪江なみえ近くに一基の窯があって、海鼠釉なまこぐすりを用います。鉢だとか擂鉢すりばちだとか片口だとかに、しっかりした品物を見かけます。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
……そこで義敦はわざと書院では会わず、数寄屋すきやで侍女の浪江なみえに茶をたてさせながら、新九郎を呼んだ。
蕗問答 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
秋山伊豆、名は惟恭、あざなは仲礼、小字せうじ浪江なみえ、長じて伊豆と称した。巌山、千別舎ちわきのやの号がある。讚岐国那珂郡櫛梨村の人、文久三年四月十日五十七歳にして歿した。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)