“浪打際”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
なみうちぎわ84.6%
なみうちぎは15.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
拂曉(ふつげう)に目醒(めさ)めて、海岸(かいがん)へ飛出(とびだ)して見(み)ると、櫻木海軍大佐(さくらぎかいぐんたいさ)、日出雄少年(ひでをせうねん)武村兵曹等(たけむらへいそうら)は既(すで)に浪打際(なみうちぎわ)を逍遙(せうえふ)しながら、いづれも喜色滿面(きしよくまんめん)だ。
きゃッ、と云うと、島が真中(まんなか)から裂けたように、二人の身体(からだ)は、浜へも返さず、浪打際(なみうちぎわ)をただ礫(つぶて)のように左右へ飛んで、裸身(はだか)で逃げた。
絵本の春 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
浪打際(なみうちぎは)——日は時として長く疾(はや)く進みて後、かの浪のかなたにて萬人(よろづのひと)の目にかくる——よりいと遠くはあらぬあたりに 四九—五一
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
浪打際(なみうちぎは)は綿(わた)をば束(つか)ねたやうな白(しろ)い波(なみ)、波頭(なみがしら)に泡(あわ)を立(た)てて、どうと寄(よ)せては、ざつと、おうやうに、重々(おも/\)しう、飜(ひるがへ)ると、ひた/\と押寄(おしよ)せるが如(ごと)くに來(く)る。
星あかり (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)