“浪華”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
なにわ82.1%
なには17.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
二部興行で、昼の部は忠信(ただのぶ)の道行(みちゆき)、躄(いざり)の仇討、鳥辺山(とりべやま)心中、夜の部は信長記(しんちょうき)、浪華(なにわ)の春雨(はるさめ)、双面(ふたおもて)という番組も大きく貼り出してある。
綺堂むかし語り (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
彼は、門付(かどづけ)をしながら、中国筋を上って、浪華(なにわ)へ出るまでに、半年もかかった。浪華表の倉屋敷で、彼は国元の母からの消息に接した。
仇討三態 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
京子(けいし)浪華(なには)の地(ち)、古(いにしへ)より芸園に名高きもの輩出し、海内(かいだい)に聞ゆるものありといへども、その該博精通、蒹葭堂の如きもの少し。
僻見 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
金澤(かなざは)ばかりかと思(おも)ひしに、久須美佐渡守(くすみさどのかみ)の著(あらは)す、(浪華(なには)の風(かぜ))と云(い)ふものを讀(よ)めば、昔(むかし)、大阪(おほさか)に此(こ)のことあり——二日(ふつか)は曉(あけ)七(なゝ)つ時(どき)前(まえ)より市中(しちう)螺(ほら)など吹(ふ)いて
寸情風土記 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)