“なには”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ナニハ
語句割合
難波43.5%
浪華30.4%
浪花26.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
後撰集雑二に「難波なにはがた汀のあしのおいのよにうらみてぞふる人のこゝろを」というのが読人不知よみびとしらずになって出て居るが、兼盛の歌である。
連環記 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
金澤かなざはばかりかとおもひしに、久須美佐渡守くすみさどのかみあらはす、(浪華なにはかぜ)とふものをめば、むかし大阪おほさかのことあり——二日ふつかあけなゝどきまえより市中しちうほらなどいて
寸情風土記 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
はてはますます暴動つのりてすべよく米を渡さぬ家は打毀うちこはしなどする程に、市街の騒擾そうじよう大かたならず、は只浪花なにはのみならず諸国に斯る挙動ありしが