“なんば”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ナンバ
語句割合
難波55.6%
難場40.7%
何羽3.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
原士はらしの中で、有名な使い手だけあって、難波なんばぽうりゅうと覚しき太刀筋はたしかなもの。弦之丞とて、迂濶うかつにはあしらえない。
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「ほんの蝋燭おてらしだ、旦那だんな。」さて、もつと難場なんばとしたのは、山下やました踏切ふみきりところが、一坂ひとさかすべらうとするいきほひを、わざ線路せんろはゞめて、ゆつくりと強請ねだりかゝる。
麻を刈る (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
その代り又からす何處どこからか、たくさん集つて來た。晝間ひるまると、その鴉が何羽なんばとなく輪を描いて高い鴟尾しびのまはりをきながら、飛びまはつてゐる。
羅生門 (旧字旧仮名) / 芥川竜之介(著)