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浪花
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なには
ふりがな文庫
“
浪花
(
なには
)” の例文
今
浪花
(
なには
)
座で『忠臣蔵』を
演
(
や
)
つてゐる鴈治郎なども、お
軽
(
かる
)
の
道行
(
みちゆき
)
のやうな
濡事
(
ぬれごと
)
を実地
行
(
や
)
る
閑
(
ひま
)
があつたら一度青蓮寺に
参詣
(
まゐ
)
つたがよからう。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
果
(
はて
)
はますます暴動
募
(
つの
)
りて
術
(
すべ
)
よく米を渡さぬ家は
打毀
(
うちこは
)
しなどする程に、市街の
騒擾
(
そうじよう
)
大かたならず、
這
(
こ
)
は只
浪花
(
なには
)
のみならず諸国に斯る挙動ありしが
大菩薩峠:16 道庵と鯔八の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
浪花
(
なには
)
の町はづれ、俳諧師鬼貫のわび住居。軒かたむき縁朽ちたる
破
(
あば
)
ら家にて、上の方には雪にたわみたる竹藪あり。下の方の入口には低き竹垣、小さき枝折戸あり。
俳諧師
(旧字旧仮名)
/
岡本綺堂
(著)
春あり成長して
浪花
(
なには
)
にあり 梅は白し
浪花橋
(
らうくゎけう
)
辺財主の家 春情まなび得たり
浪花
(
なには
)
風流
(
ふり
)
俳人蕪村
(新字新仮名)
/
正岡子規
(著)
「甚兵衛さんならじゃうるりぢゃないや。きっと
浪花
(
なには
)
ぶしだぜ。」
雪渡り
(新字旧仮名)
/
宮沢賢治
(著)
▼ もっと見る
十二日から道頓堀の
浪花
(
なには
)
座に名人会といふのが開かれてゐる。長唄の
孝次郎
(
かうじらう
)
、勝四郎、
常磐津
(
ときはづ
)
の
和佐
(
わさ
)
、清元の
家内
(
やな
)
、
舞踊
(
をどり
)
の
鹿島
(
かしま
)
恵津子——どれを見ても、格別名人らしい顔触でないのが愛嬌である。
茶話:04 大正七(一九一八)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
やぶ入や
浪花
(
なには
)
を出て
長柄川
(
ながらがは
)
俳人蕪村
(新字新仮名)
/
正岡子規
(著)
浪
常用漢字
中学
部首:⽔
10画
花
常用漢字
小1
部首:⾋
7画
“浪花”で始まる語句
浪花節
浪花節語
浪花屋
浪花町
浪花江
浪花講
浪花風流
浪花人
浪花橋
浪花津