“浪花節語”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
なにわぶしかた60.0%
なにはぶしかた20.0%
なにわぶしがた20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
僕はとうとう控室へはいり、博奕打ちらしい男にお時宜じぎをした上、僕の場合を相談した。が、彼はにこりともせず、浪花節語なにわぶしかたりに近い声にこう云う返事をしただけだった。
(新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
一体浪花節語なにはぶしかたりは、首をめられたあひるのやうに、一生に一度出せばよい声を、ざらに絞り出すので誰でもが病的になつてしまふ。
大将たいしょう兵太郎君へいたろうくんが、いいました。金助君は、浪花節語なにわぶしがたりがかぜをひいているような声で、遠くから敵をののしったり、あざわらったりするには、いちばんてきしているのです。
(新字新仮名) / 新美南吉(著)