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捻出
ふりがな文庫
“捻出”の読み方と例文
読み方
割合
ねんしゅつ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ねんしゅつ
(逆引き)
結納金
(
ゆいのうきん
)
は二十円、それも或る先輩からお借りしたものである。挙式の費用など、てんで、どこからも
捻出
(
ねんしゅつ
)
の仕様が無かったのである。
帰去来
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
高信は向直った、「かかる巨額の金を、疲弊した藩政より
捻出
(
ねんしゅつ
)
するというは考えられぬ、これにはなんぞ仔細があろう、訳を聞かせい」
入婿十万両
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
それは猿沢の借金を支払うために、勤め先で金を借りたものですから、月々の給料からそれをさし引かれ、飲み代が
捻出
(
ねんしゅつ
)
できなくなったからでした。
Sの背中
(新字新仮名)
/
梅崎春生
(著)
捻出(ねんしゅつ)の例文をもっと
(12作品)
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“捻出”の意味
《名詞》
捻出(ねんしゅつ)
ひねり出すこと。やりくりして、金銭や時間などをつくり出すこと。「旅費を捻出する」
(出典:Wiktionary)
捻
常用漢字
中学
部首:⼿
11画
出
常用漢字
小1
部首:⼐
5画
“捻”で始まる語句
捻
捻向
捻込
捻伏
捻倒
捻上
捻紙
捻子
捻切
捻挫
“捻出”のふりがなが多い著者
野村あらえびす
本庄陸男
梅崎春生
柳宗悦
吉川英治
正岡子規
山本周五郎
海野十三
太宰治
野村胡堂