“捻切”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ねじき33.3%
ねじきり33.3%
ねぢき33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
誰もいないから、地袋の方を見ると戸が明け放してあって、お納戸縮緬なんどちりめんの胴巻が外の方へ流れ出して居たのに驚いて調べて見ると、殿様のお手文庫の錠前を捻切ねじき
雨畑から小河内へ踰える日に、雨畑川の上流捻切ねじきり沢で驟雨に襲われ、暫く木蔭に雨宿りをしていると、渓水が少しく増して急に水の中がざわつき出した。
大井川奥山の話 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
あらためてしるしせう、……前刻さきにまをした、鮫膚さめはだ縮毛ちゞれけの、みにくきたない、木像もくざうを、仔細しさいありげによそほふた、心根こゝろねのほどの苦々にが/\しさに、へしつて捻切ねぢきつた、をんな片腕かたうでいまかへすわ、受取うけとれ。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)