“捻向”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ねじむ77.3%
ねぢむ18.2%
ねぢむく4.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
という顔色がんしょくで、竹の鞭を、トしゃくに取って、さきを握って捻向ねじむきながら、帽子の下に暗い額で、髯の白いに、金があらわ北叟笑ほくそえみ
露肆 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
婦人はとにもかくにも遣過やりすごせしが、又何とか思直おもひなほしけん、にはかに追行きて呼止めたり。かしら捻向ねぢむけたる酔客はくもれるまなこと見据ゑて、われひとかといぶかしさにことばいださず。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
起回おきかへりさまにかしら捻向ねぢむくれば、何事とも知らず、年嵩としかさをんな駈着かけつくるなり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)