“駈着”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かけつ80.0%
かけつけ10.0%
かけつく10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
綱曳つなひきにて駈着かけつけし紳士はしばらく休息の後内儀に導かれて入来いりきたりつ。そのうしろには、今まで居間に潜みたりしあるじ箕輪亮輔みのわりようすけも附添ひたり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
つれ逃來にげきたりし譯ゆゑあへにくむ程のこともなし夫に旅馴たびなれぬゆゑ熊谷土手にて惡漢わるものだまされ既に妻をもさらはれんとする所に八五郎のはなしにより某駈着かけつけて惡漢を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
起回おきかへりさまにかしら捻向ねぢむくれば、何事とも知らず、年嵩としかさをんな駈着かけつくるなり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)