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逼迫
ふりがな文庫
“逼迫”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
ひっぱく
96.3%
ひつぱく
3.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ひっぱく
(逆引き)
第一、話題が以前よりはよほど低くなった。物質上にも次第に
逼迫
(
ひっぱく
)
して来たからであろうが、自暴自棄の気味で
夜泊
(
よどまり
)
が激しくなった。
斎藤緑雨
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
その
逼迫
(
ひっぱく
)
している急場の足もとをつけこみ、故意に
怠
(
なま
)
けてはそれを
揶揄
(
やゆ
)
し、
鞭
(
むち
)
で
強
(
し
)
いられれば俄然不平を鳴らすというふうであった。
新書太閤記:07 第七分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
逼迫(ひっぱく)の例文をもっと
(50作品+)
見る
ひつぱく
(逆引き)
世のありさま、三四年このかた金融の
逼迫
(
ひつぱく
)
より、
種々
(
さま/″\
)
の転変を見しが、別して其日かせぎの
商人
(
あきびと
)
の上には軽からぬ不幸を生ぜしも多かり。
鬼心非鬼心:(実聞)
(新字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
と
云
(
い
)
つたが、
其
(
そ
)
の
土袋
(
どぶつ
)
の
細君
(
さいくん
)
ださうです。
土地
(
とち
)
の
豪農
(
がうのう
)
何某
(
なにがし
)
が、
内證
(
ないしよう
)
の
逼迫
(
ひつぱく
)
した
華族
(
くわぞく
)
の
令孃
(
れいぢやう
)
を
金子
(
かね
)
にかへて
娶
(
めと
)
つたと
言
(
い
)
ひます。
人魚の祠
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
逼迫(ひつぱく)の例文をもっと
(2作品)
見る
“逼迫”の意味
《名詞》
逼 迫(ひっぱく)
行き詰まって余裕のない状態となること。
危険や苦痛が身に迫ること。
(出典:Wiktionary)
逼
漢検準1級
部首:⾡
13画
迫
常用漢字
中学
部首:⾡
8画
“逼”で始まる語句
逼
逼塞
逼息
逼仄
逼真
“逼迫”のふりがなが多い著者
壺井栄
牧逸馬
ヴィクトル・ユゴー
内田魯庵
フィヨードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキー
谷譲次
小島烏水
久生十蘭
柳田国男
吉川英治