“ひつぱく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
逼迫50.0%
偪迫25.0%
逼塞25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
つたが、土袋どぶつ細君さいくんださうです。土地とち豪農がうのう何某なにがしが、内證ないしよう逼迫ひつぱくした華族くわぞく令孃れいぢやう金子かねにかへてめとつたとひます。
人魚の祠 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
遂には不便なリツプも偪迫ひつぱくに堪ぬ様になりました。農家の力作と女房の喧嘩とを逃れる最後の策は、鳥銃を手に把つて、山深く這入ることです。
新浦島 (新字旧仮名) / ワシントン・アーヴィング(著)
金澤町のとある路地の奧、二た間の長屋に膝小僧を抱いて逼塞ひつぱくしてゐる四十年輩の浪人者は、よく來た——とばかりに、惡罵とのろひの嵐を浴びせるのです。