“みたくなし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
醜女50.0%
醜婦50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
幸ひ其處へ醜女みたくなしの芳ちやんが、新聞を持つて入つて來たので、知つてる癖に『モウ何時だい』と聞くと
菊池君 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
幸ひ其処へ醜女みたくなしの芳ちやんが、新聞を持つて入つて来たので、知つてる癖に『モウ何時だい』と聞くと
菊池君 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
主婦おかみつて頼んだのでもなく、矢張普通ただの女中で、額の狭い、小さい目と小さい鼻を隠して了ふ程頬骨の突出た、土臼どうすの様な尻の、先づ珍しい許りの醜女みたくなし肥満人ふとつちよであつた。
菊池君 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
心配する事アえ、先生。齡ア四十一だべえが、村一番の醜婦みたくなし巨女おほをなごだア、加之それにハア、酒を飮めば一升も飮むし、甚麽どんな男も手餘てやましにするくれえ惡醉語堀ごんぼうほりだで。
赤痢 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
心配しんぺいする事アえ、先生。齢ア四十一だべえが、村一番の醜婦みたくなし巨女おほをなごだア、加之それにハア、酒を飲めば一升も飲むし、甚麽どんな男も手余てやましにするくれい悪酔語堀ごんぼうほりだで。
赤痢 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)