“エピソード”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
挿話50.0%
插話21.4%
一揷話7.1%
傍説7.1%
挿言7.1%
揷話7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
『八犬伝』には幾多の興味ある挿話エピソードがある。例えば船虫ふなむしの一生の如き、単なる一挿話とするには惜しい話材である。
八犬伝談余 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
彼女らの物語はようやく始まったばかりなのにもう既にいくつもの插話エピソードがあった、そして相手の男の名も、その第一章にアドルフというかと思えば、第二章にはアルフォンズとなり
さて夕陽新聞記者古市加十は、安南皇帝附き諜報部長宋秀陳から、今朝噴水の鶴が安南の国歌を唄ったという取とめない一揷話エピソードをきくと、卒然としてこの錯雑紛糾した事件の真相を洞察みぬいてしまった。
魔都 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
その代り鉛筆と解剖刀メスが必要なんですよ。そりゃ僕も、一度は津多子夫人を、風精ジルフェの自画像として眺めたことはありましたがね。ところが田郷さん、これがまた、悲痛きわまる傍説エピソードなんですよ。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
同一の戦いの三つの叫び、三つの挿言エピソード。——身をもがく誇り。克己的な忍受。そして精神の勝利。
須永さんも、周どんも、それぞれ揷話エピソードを残して行った。須永さんは、一時手伝いに来ていた色白でまるまると肥った女と。周どんは、房州出の下女と。
桜の実の熟する時 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)