“解剖刀”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
メス83.3%
かいばうたう16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼品あれはトレード製の極上品なんだ。解剖刀メスよりも切れるんだから無くなると危険あぶないんだ。鞘に納めとかなくちゃ……」
二重心臓 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
また、衝動ショック的な死に方をした場合には、全身の汗腺が急激に収縮する。そして、その部分の皮膚に閃光的な焔を当てると、そこには、解剖刀メスで切ったような創痕きずあとが残されるのだ。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
何故ならば、氏の心理解剖しんりかいばう何處どこまでも心理解剖で、人間の心持を丁度ちやうどするどぎん解剖刀かいばうたうで切開いて行くやうに、緻密ちみつゑがいて行かれます。
三作家に就ての感想 (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)