挿話エピソード)” の例文
旧字:插話
あの挿話エピソードは誰に聞かしたつて腹をかかえるだろう、この悪戯者いたづらものはその翌日看守長から鹿爪らしく呼び出された、それはかうだ。
桐の花 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
『八犬伝』には幾多の興味ある挿話エピソードがある。例えば船虫ふなむしの一生の如き、単なる一挿話とするには惜しい話材である。
八犬伝談余 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
鼻の問題ではも一つ面白い挿話エピソードがある。佐藤(田村)俊子さんが、文芸協会の女優になろうとしたことがある。
松井須磨子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
さういふ類ひの怖ろしい挿話エピソードをいくつも語つたが、そんなやうなわけで、結局山の中には女は住めない、山の神様は女は不浄なるものとして住むことを許さぬ
今より三十三年前に起った一つの出来事をここに抽出して——しかも付録アペンディクスというか挿話エピソードというか、その一つの出来事を冒頭に掲げて、諸君の御記憶を喚起しておいた方が
ウニデス潮流の彼方 (新字新仮名) / 橘外男(著)
が、その時に当って、突如として全く思いがけない一つの挿話エピソードが湧上った。
「うむ——面白い挿話エピソードがあるらしいが、未だそこまでも手がとゞいてゐないが……」
夜の奇蹟 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)