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ふりがな文庫
“
挿話
(
エピソード
)” の例文
旧字:
插話
あの
挿話
(
エピソード
)
は誰に聞かしたつて腹を
擁
(
かか
)
えるだろう、この
悪戯者
(
いたづらもの
)
はその翌日看守長から鹿爪らしく呼び出された、それはかうだ。
桐の花
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
『八犬伝』には幾多の興味ある
挿話
(
エピソード
)
がある。例えば
船虫
(
ふなむし
)
の一生の如き、単なる一挿話とするには惜しい話材である。
八犬伝談余
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
鼻の問題ではも一つ面白い
挿話
(
エピソード
)
がある。佐藤(田村)俊子さんが、文芸協会の女優になろうとしたことがある。
松井須磨子
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
さういふ類ひの怖ろしい
挿話
(
エピソード
)
をいくつも語つたが、そんなやうなわけで、結局山の中には女は住めない、山の神様は女は不浄なるものとして住むことを許さぬ
山男と男装の美女:ミツキイのジヨンニイ
(新字旧仮名)
/
牧野信一
(著)
今より三十三年前に起った一つの出来事をここに抽出して——しかも
付録
(
アペンディクス
)
というか
挿話
(
エピソード
)
というか、その一つの出来事を冒頭に掲げて、諸君の御記憶を喚起しておいた方が
ウニデス潮流の彼方
(新字新仮名)
/
橘外男
(著)
▼ もっと見る
が、その時に当って、突如として全く思いがけない一つの
挿話
(
エピソード
)
が湧上った。
臨時急行列車の紛失
(新字新仮名)
/
アーサー・コナン・ドイル
(著)
「うむ——面白い
挿話
(
エピソード
)
があるらしいが、未だそこまでも手がとゞいてゐないが……」
夜の奇蹟
(新字旧仮名)
/
牧野信一
(著)
“挿話”の意味
《名詞》
話や文章の間に挿入する短い話や文章。
エピソード。逸話。
(出典:Wiktionary)
挿
常用漢字
中学
部首:⼿
10画
話
常用漢字
小2
部首:⾔
13画
“挿”で始まる語句
挿
挿絵
挿画
挿入
挿花
挿頭
挿櫛
挿木
挿込
挿毛