“じゅうぼく”の漢字の書き方と例文
語句割合
従僕100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わしは一生その人の従僕じゅうぼくになってもよい。一文の金でも惜しいこの大みそかに、よくぞ一両、そしらぬ振りして行燈の傍に落し、短慶どのの危急を救って下された。
新釈諸国噺 (新字新仮名) / 太宰治(著)
しかし自分の従僕じゅうぼくが一命を捨て自分の難を救うほうの恩誼おんぎははるかに重いと僕は思う。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
父は外出しているし、母は気分が悪いから何も食べたくないと言って、寝室しんしつにとじこもっていたのだ。従僕じゅうぼくたちの顔色から、わたしは何かしら変ったことが起きたなと察した。
はつ恋 (新字新仮名) / イワン・ツルゲーネフ(著)