“弓勢”の読み方と例文
読み方割合
ゆんぜい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
(この人に、信長ほどな器量きりょうがあるかどうか。ここまでは意外な神速と才腕を見せて来たが、この辺が精いッぱいな弓勢ゆんぜいではないか)
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
大王猿猴の勧めに依って弓を引いて敵に向いたもうに、弓勢ゆんぜい人にすぐれてひじ背中はいちゅうに廻る。敵、大王の弓勢を見てを放たざる先にのがれぬ。
七本目とつづいて三本は途方もないところへれ飛んで、八本目にようやく的中、九本目十本目は、弓勢ゆんぜい弱ったか、へなへなと地を這いながら