“弓削”の読み方と例文
読み方割合
ゆげ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「三十日。晴。朝飯より人車三乗に而出立。亀の甲より歩行。又弓削ゆげより人車。福渡ふくわたりより駕一挺。夕七時前あひ宿しゆく久保に而藤原沢次郎へ著。」
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
そこで倫陀院長が気を利かしてタッタ一人居る助手の弓削ゆげという医学士に命じてロスコー家の様子を見に遣ると、この弓削医学士というのが又
S岬西洋婦人絞殺事件 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
あの時、同じ救い出された三人のうちで、たしか弓削ゆげとかいう、工手の方がおりましたわね。その方が、私にこういう事実を教えてくれました。
白蟻 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)