“ゆんぜい”の漢字の書き方と例文
語句割合
弓勢100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ド、ド、ド、ド——ッという足音がして、この弓勢ゆんぜいに胆を冷やした、あばら組三十五人は、一度に後へ退いた。
弓道中祖伝 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
あるとき清原武則きよはらたけのりというこれもゆみ名人めいじん名高なだかかった人が、義家よしいえのほんとうの弓勢ゆんぜいりたがって、丈夫じょうぶよろい三重みかさねまで木の上にかけて、義家よしいえさせました。
八幡太郎 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
「風があつて都合が悪いが、かくどちらの矢が遠く行くか、お前と弓勢ゆんぜいを比べて見よう。」
老いたる素戔嗚尊 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)