“刀子”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とうす50.0%
たうす33.3%
とうし16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そしておはかなかにほんとうの刀子とうすをさめたばかりでなく、いしでつくつた刀子とうすで、ちょっとるとなんのかたちだかわからぬかたちをしたものをも、たくさんうづめたのでありました。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
立木觀音で艇を出でゝ、立木をきざんだ本尊の古拙ではあるが面白い像を見、勝道上人の所持であつたといふでん刀子たうすだの錫杖しやくぢやうだのを見た。
華厳滝 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)
で、この図も見たとおりだが、全体が刀子とうし(石器時代の滑石武器)の刃形みたいな形をしているだろう。ところが、その右肩うけんを斜めに截った所が、実に深遠な意味を含んでいるんだよ。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)