“手力雄尊”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たぢからおのみこと50.0%
たちからおのみこと50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
部落の老若ろうにゃくはことごとく、おきて通り彼を殺して、騒動の罪をつぐなわせようとした。が、思兼尊おもいかねのみこと手力雄尊たぢからおのみことと、この二人の勢力家だけは、容易に賛同の意を示さなかった。
素戔嗚尊 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
この連中は彼の味方が、彼を首領と仰ぐように、思兼尊おもいかねのみことだの手力雄尊たぢからおのみことだのと云う年長者ねんちょうじゃに敬意を払っていた。しかしそれらのみことたちは、格別彼に敵意らしい何物も持っていないらしかった。
素戔嗚尊 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
宛かも東洋の神話に在る手力雄尊たちからおのみことが天の岩戸を引き開けた様な権幕で緑盤を開けに掛かった。
幽霊塔 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)