“猛犬”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
まうけん33.3%
もうけん33.3%
あらいぬ11.1%
いぬ11.1%
つよいぬ11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この遊歩いうほあひだ武村兵曹たけむらへいそうめいずるまゝに、始終しじゆう吾等われらまへになり、うしろになつて、あらかじ猛獸まうじう毒蛇どくじや危害きがいふせいでれた、一頭いつとう猛犬まうけんがあつた。
獰猛どうもうな相貌をした虎毛とらげの犬で、三四疋位の聯合軍れんごうぐんは造作もなくみ伏せる猛犬もうけんだったので、競争者を追払ってずる/\にピンの押入むことなったわけである。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
モンターニアをしひたげし古き新しきヴェルルッキオの猛犬あらいぬもとの處にゐてその齒をきりとす 四六—四八
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
猛犬いぬどもは物凄い唸りとともに一斉にその餌食に跳びついた。と
犬舎 (新字新仮名) / モーリス・ルヴェル(著)
つきたりと見れば数疋すひき猛犬つよいぬいちどに飛かゝりてかみつく。犬は人を力とし、人は犬を力としてころすもあり。此術はうつほ木にこもりたるにもする事也。