“もうけん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
猛犬60.0%
孟建20.0%
妄見20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
少年は、すばやく、木のみきをつたいおりて、逃げだそうとしましたが、すると……待ちかまえていた猛犬もうけんは、おそろしい声でほえたてながら、少年にとびかかってきました。
探偵少年 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
その時、師に従って行った弟子のなかに、白面十八の孔明があり、一剣天下を治むの概をもつ徐庶があり、また温厚篤学な孟建もうけんがいた。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
林泉りんせんあるところ百禽集まるで、自然、この地方に風を慕ってくる学徒や名士が多かった。潁上えいじょう徐庶じょしょ、汝南の孟建もうけんなども、そのともがらだった。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
(実に仏蘭西の象徴派がそうであった。)かかる見当ちがいの妄見もうけんや、皮相な上ッつらの辞書的俗解を一掃して、吾人は此処に「象徴そのもの」の本質観を、だれにも解りよく
詩の原理 (新字新仮名) / 萩原朔太郎(著)
現詩壇の低落は、一つには彼等の妄見もうけんと曲弁があずかっている。
詩の原理 (新字新仮名) / 萩原朔太郎(著)