“世辭”のいろいろな読み方と例文
新字:世辞
読み方割合
せじ84.6%
せぢ7.7%
つや7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
どんなにかあなたのことをお愛し申してゐるので、あなたに、お世辭せじなど云へませんわ。私にお世辭は、お止めになつて下さい。
れかとつてるほどのおひと無愛想ぶあいさうもなりがたく、可愛かわいいの、いとしいの、見初みそめましたのと出鱈目でたらめのお世辭せぢをもはねばならず
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
「そんだがおめえもたえしたはたらきだとえんな、かうえにたわらまでちやんとして、大概てえげえ百姓ひやくしやうぢやおめえこのにやかねえぞ、世辭つやいふわけぢやねえが」
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)