“亥刻頃”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
よつごろ50.0%
よつどきごろ25.0%
ゐのこくごろ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ちょうど一週ひとまわりほどすると、どうやら打てるようになったから、これでよしと昨夜ゆうべ亥刻頃よつごろ(午後十時)そっと忍んで行って勝手口から隙見して見ると
顎十郎捕物帳:06 三人目 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
金谷村より歸りし草臥足くたびれあしなれ共其孝心かうしんめで無量庵大源和尚の庵へ參りし頃はゆふ申刻過なゝつどきすぎにして暫時物語いたせし間歸宅は其夜亥刻頃よつどきごろと申に大岡殿又無量庵に向はれ九助が參りし刻限こくげん歸宅きたくの刻限とも尋問たづねらるに九助同樣の答へなり時に九助は無量庵に向ひ其節那方あなたの仰せには
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
馬丁うまかたうばはれ一向に知れざる由うけたまはり氣のどくに存じ彼是と談話だんわ仕つりし中にひまとりおそく參り日くれにならざるうちかへる心故提燈ちやうちんの用意も仕らず歸りは夜に入亥刻頃ゐのこくごろにも相成りしと言ければ大岡殿其方は細川ほそかはの家來と何れにて心やすくなりしや傳吉私し先年新吉原三浦屋みうらやにて心やすく相成りました右源次郎殿げんじらうどのつま
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)