“三浦屋”の読み方と例文
読み方割合
みうらや100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
旅宿やど三浦屋みうらやと云うに定めけるに、ふすまかたくしてはだに妙ならず、戸は風りてゆめさめやすし。こし方行末おもい続けてうつらうつらと一夜をあかしぬ。
突貫紀行 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
馬丁うまかたうばはれ一向に知れざる由うけたまはり氣のどくに存じ彼是と談話だんわ仕つりし中にひまとりおそく參り日くれにならざるうちかへる心故提燈ちやうちんの用意も仕らず歸りは夜に入亥刻頃ゐのこくごろにも相成りしと言ければ大岡殿其方は細川ほそかはの家來と何れにて心やすくなりしや傳吉私し先年新吉原三浦屋みうらやにて心やすく相成りました右源次郎殿げんじらうどのつま
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)