“慶事”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
けいじ50.0%
よろこび50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「ではちょうどい機会だから、秋山しゅうざんを尋ねてごらんなさい。あれがもう一度世に出れば、画苑がえん慶事けいじですよ」と言うのです。
秋山図 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
「ほかならぬ御両家の慶事けいじにたいして、ひょッと、そのようなこと、人にでも聞かれたら、そちの後難はまぬがれぬぞ。こよい、此方の旅舎へ参って、気を落ちつけてから、物を申せ」
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
これは由緒ゆいしょある御方おかたからはは拝領はいりょう懐剣かいけんであるが、そなたの一しょう慶事よろこび紀念きねんに、守刀まもりがたなとしておゆずりします。肌身はだみはなさず大切たいせつ所持しょじしてもらいます……。
慶事よろこびには……そのよろこびを諸人に分かつ意味で。
丹下左膳:02 こけ猿の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)