“大々尽”の読み方と例文
読み方割合
だいだいじん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
三日三晩村中呼んでの飲明のみあかしだの、「目出度めでた〻〻〻めでた若松様わかまつさまよ」の歌で十七の嫁入荷物を練込ねりこむなぞは、大々尽だいだいじんの家の事、大抵は万事手軽の田舎風
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
祐信すけのぶ長春ちょうしゅんを呼びいかして美しさ充分に写させ、そして日本一大々尽だいだいじんの嫁にして、あの雑綴つぎつぎの木綿着を綾羅りょうら錦繍きんしゅうえ、油気少きそゝけ髪にごく上々正真伽羅栴檀しょうじんきゃらせんだんの油つけさせ
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)